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上司が無能だと、メンバーが離職する

「無能な上司のせいで部下が離職する」というのは、多くの組織で見られる問題でしょう。やめていくメンバーが明言していなかったとしても、上司が無能だから職場を変えたくなるというのは非常に自然なことだと感じます。

無能な上司とは?

実際に無能な上司は様々な形態で現れ、その結果、部下のモチベーション低下、生産性の低下、最終的には離職に至ることがあります。以下に、無能な上司のタイプをいくつか挙げ、それぞれのタイプによって部下が直面する問題と、それがなぜ離職につながるのかを説明します。

  1. 決断力がない上司
    決断力がない上司は、重要な意思決定を先延ばしにし、チームが停滞する原因となります。部下は指導や方向性を求めていますが、上司が決断を下せないため、プロジェクトが遅れ、チームの士気が低下します。結果として、部下は自分の成長やプロジェクトの成功に対する信頼を失い、最終的には離職を選択することになります。
  2. コミュニケーションが不得手な上司
    このタイプの上司は、自分の考えや期待を部下に明確に伝えることができません。不明瞭なコミュニケーションは誤解を生み、部下は不安やフラストレーションを感じます。また、部下の意見やフィードバックを聞かないため、部下は自分の声が聞かれていないと感じ、職場に居場所がないと感じてしまいます。その結果、よりコミュニケーションを重視する職場を求めて離職します。
  3. 過度に厳しい上司
    過度に厳しい上司は、常に部下のミスを指摘し、罰することで恐怖の文化を作り出します。このタイプの管理スタイルは、部下の自信を損ない、創造性とイノベーションを抑制します。部下は自分の能力を最大限に発揮できないと感じ、ストレスと不満が蓄積し、最終的にはよりサポート的な環境を求めて離職します。
  4. 興味がない上司
    興味がない上司は、部下のキャリア成長や個人的な目標に無関心です。このような上司のもとでは、部下は自分のキャリアパスや成長機会が見えず、自分の能力が十分に評価されていないと感じます。部下は自己実現とキャリアの進展を求めて他の機会を探し始め、結果として離職します。
  5. 偏っている上司
    偏った上司は、特定の部下にだけ過剰に依存し、他の部下を無視する傾向があります。このような行動は、チーム内での不公平感を生み出し、無視されている部下は自分が評価されていないと感じます。これにより、部下は自分の貢献が正当に認められる職場を求めて離職します。


無能な上司は、組織内での多くの問題の根源となります。上司の行動は直接的に部下のモチベーション、生産性、そして職場での幸福感に影響を与えます。組織がこのような問題に対処しなければ、才能ある従業員を失い、組織全体のパフォーマンスが低下するリスクがあります。組織は、リーダーシップの開発に投資し、全ての管理職に対して効果的なコミュニケーション、公平性、サポートを提供することの重要性を理解し、実践する必要があります。

  1. コミュニケーションが不得手な上司
    コミュニケーションが不得手な上司は、部下との間に深刻な誤解と不信を生み出す原因となります。このタイプの上司は、意図、期待、目標を部下に対して明確に伝えることができず、部下は自分が何をすべきか、どのように進めばよいかを理解するのに苦労します。さらに、部下からのフィードバックや提案に耳を傾けないため、部下は自分の意見やアイデアが価値を持たないと感じ、自己効力感を失います。

離職への道
不明確な指示と期待:
部下は、目標や業務の期待が明確でないために、自分の仕事に自信を持てず、達成感を感じることができません。この状況は、仕事の満足度を著しく低下させ、職場における自分の役割に疑問を抱かせます。

意見が聞かれない感覚:
自分の意見や提案が常に無視される環境では、部下は自分がチームやプロジェクトに対して価値を提供できていないと感じます。このような状況は、職場での自己実現の欠如感を生み出し、より受け入れられる環境を求めて離職につながります。

進歩と成長の欠如:
効果的なコミュニケーションがないと、部下の成長と進歩の機会も制限されます。部下は自分のキャリアパスやスキルセットの向上に対する支援を受けられず、これがキャリアの停滞感につながります。

職場の不満とストレスの蓄積:
コミュニケーションが不得手な上司との日々のやり取りは、部下にとって大きなストレス源となります。このストレスは徐々に蓄積し、職場全体の不満となって現れ、健康や幸福感に悪影響を及ぼします。

解決策
組織は、管理職に対してコミュニケーションスキルのトレーニングを提供することで、この問題に対処することができます。定期的なフィードバックセッション、オープンなコミュニケーションチャネルの設置、明確な期待と目標の設定が、部下との信頼関係を構築し、職場の満足度と生産性を高める鍵となります。また、部下が自分の意見を自由に表現できる環境を整えることで、チームの創造性とイノベーションを促進し、組織全体の成功に貢献できます。


原因と具体的シーン

それぞれのタイプについて、どんな原因が考えられるか、そしてどんなシーンで弊害が発生しうるかを分析しました。

1. 決断力がない上司

① なぜそうなってしまうのか

決断力がない上司は、リスクを避けたい、過去の失敗から恐れを感じている、または十分な情報がないと感じているために、重要な決断を下せないことがあります。自信の欠如や経験不足も、決断を躊躇させる原因となります。

② 具体的なシーンでの問題

プロジェクトの方向性を決める会議で、明確な判断を求められた際に、上司が決断を下せずに意思決定が延期される。これにより、プロジェクトの進行が停滞し、チームのモチベーションと生産性が低下する。

2. コミュニケーションが不得手な上司

① なぜそうなってしまうのか

コミュニケーションが不得手な上司は、自分の考えを効果的に表現する能力が不足しているか、聞くことの重要性を理解していないことが原因です。また、対人スキルの欠如や過去のコミュニケーションの失敗による自信の喪失が影響している場合もあります。

② 具体的なシーンでの問題

チームミーティングで、部下がフィードバックやアイデアを提供した際に、上司がそれを無視するか、不適切に反応すること。これは部下の意欲を削ぎ、貢献しようとする意欲を損なう。

3. 過度に厳しい上司

① なぜそうなってしまうのか

過度に厳しい上司は、完璧主義の傾向があるか、自分自身が過去に厳しい管理を受けてきた経験から、そのようなスタイルが効果的だと誤って信じている可能性があります。また、圧力によって成果を出そうとする短期的な思考が原因であることもあります。

② 具体的なシーンでの問題

エラーが発生した際に、問題解決よりも責任追及に焦点を当てること。これはチーム内の信頼を損ない、部下がリスクを取ることや新しいアイデアを提案することを恐れるようになる。

4. 興味がない上司

① なぜそうなってしまうのか

興味がない上司は、自分自身のキャリアや業務に集中し過ぎているため、部下の成長やニーズに対して無関心になることがあります。また、管理職としての役割に対する理解不足や適性の欠如も関係しています。

② 具体的なシーンでの問題

キャリア発展のための面談で、上司が部下の将来の目標や興味についての話を聞かず、フォローアップや支援の提供を怠ること。これにより、部下はキャリアの成長と発展の機会を奪われると感じる。

5. 偏った上司

① なぜそうなってしまうのか

偏った上司は、特定の部下との個人的な親密さや、過去の成功体験に基づいて、一部の部下に過剰に依存することがあります。この行動は、意図的でない場合もありますが、公平性の欠如を示しています。

② 具体的なシーンでの問題

プロジェクトや任務を割り当てる際に、常に同じ部下に依存し、他の部下には機会を提供しないこと。これにより、チーム内での不平等感が生じ、無視されている部下が自分の能力を評価されていないと感じ、職場のモチベーションと満足度が低下する。


「無能な上司」は多様な形で出現します。そして無能な上司のせいで部下が離職します。決断力の欠如、コミュニケーション不足、過度な厳しさ、関心の欠如、偏見の持ち主といった上司の行動は、チームのモチベーション低下、成長機会の喪失、職場内不公平感を引き起こします。これらの問題を解決するためには、まず、リーダー自身が方針・思考・指示を明確にする必要があります。それができて、初めて部下が「信頼してもいいかも」と感じるリーダになります。

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この記事を書いた人

著者

言語化参謀、ビジネス書作家、出版社経営者木暮太一

慶應義塾大学 経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。
1万部売れればヒットといわれる業界で、平均7万部(直近2年)の実績を誇る「連続ベストセラー作家」。
出版社を10年経営しながら得た出版ノウハウは「業界No1」と圧倒的な評価を得ており、プロデュースした著者の書籍は2000冊を超えている。

慶應義塾大学 経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。
1万部売れればヒットといわれる業界で、平均7万部(直近2年)の実績を誇る「連続ベストセラー作家」。
出版社を10年経営しながら得た出版ノウハウは「業界No1」と圧倒的な評価を得ており、プロデュースした著者の書籍は2000冊を超えている。