今日はフジテレビ「とくダネ!」でした。番組のほとんどが高畑雄太容疑者の事件について。お母さんの高畑淳子さんの会見を生放送で流していました。
会見で社会からの批判から逃げず、自分を奮い立たせて謝罪を続ける高畑淳子さんの姿が強く印象に残りました。覚せい剤に手を染めたのとは違い、今回は人を傷つけてしまった許されない行為です。息子・雄太容疑者には強い憤りを感じます。
また、「20歳過ぎた息子の責任を親がとる必要はない」という声もありますが、今回の事件については、ぼくはそうは思いません。「親のせいでこうなった」ということではなく、芸能人という「自分が商品」の世界で、母親が一生懸命息子という「商品」を売り込んでいたことは事実です。そしてその「商品」が他人に多大なる迷惑をかけてしまった。それに対して、「本人の責任です。私は知りません」と言えるはずはなく、現に高畑淳子さん本人も「ともに責任を取る覚悟」で語っていました。
母親としての高畑淳子さんはとても辛いだろうなと察しつつも、ただひとつ、息子との会話については強い違和感を覚えたこともあります。某番組で容疑者が「(女性を)お姫様抱っこして、ベッドに投げたことがある」と、母親である淳子さんの前で語っていました。
この発言、普通じゃないと思うんです。女性を人としてではなく、自分のモノとして考えていた部分もあるのでは? という印象をどうしても受けてしまいます。そしてそれを母親の前で、しかも全国ネットのテレビで語るというのは、もはやその「女性をベッドに投げた」ということを、彼の中で「ふつうのこと」として捉えているように、ぼくには映りました。
容疑者の友人は、容疑者のことを「危なっかしい奴」と感じていたようです。そういう言動が前にもあったということです。なぜそのときに淳子さんを含めて、近くにいる人がしっかりとした指導ができなかったのか、過去の話をしてもどうしようもないですが、それがとても残念に思いました。
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