自分の言葉が、結局一番おもしろい

レストランで「お金はないけど、高い料理を出してくれ」という人はいない

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こんにちは、木暮太一です。3年前にもブログに書いたネタなんだけど、また同じような場面に遭遇したのでまったく同じ記事を書いてみました。題して、

ふつうレストランに入って「お金はないけど、高いものを出してくれ」という人はいない。

です。

レストランに行って、「すいませ~ん、100円しか持ってないんですが、1000円の料理食べたいんですぅ~」って言ったら、「は?」って顔されますよね。ふつう、そんなことを言う人はいません。

また、ふつう「お金がないから、今月は給料半分でいいよね」という会社もありません。そんなこと言ったらブラック企業認定を受けて、すぐにお上から指導が入ります。

ふつう、持っているお金の範囲内(予算の範囲内)で、買い物をしますし、「所持金以上の買い物をしよう」という発想すら持たないでしょう。

でもね、コンテンツ業界にはそれがあるんです。

「質が高い記事を書いてください。でもお金はほとんどありません。」
「最高のデザインをしてください。でも予算は少ないです。」
「ぜひコンサルしてください。飲み代おごりますから。」

相応の対価を払わなければ、受け取ることはできない。それは有形の商品でも、無形のサービス・ノウハウでも同じことです。ですが、そういう認識を持っていない人がいます。

コンテンツに相応のお金を払わないのであれば、ビジネスをやる資格はないと思います。コンテンツに相応のお金を「払えない」のであれば、それはビジネスモデルが破たんしているということです。クリエイターやコンテンツホルダーに相応の対価を払わないのは失礼なんですよね。

ただし、クリエイター側にも責任はあります。「予算がない」と言われ、本当や嫌なのにその金額で受けてしまうから。(その金額でも受けたいと本当に思っているのなら、問題はないんです。念のため。)

クリエイターやアドバイザー、コンサルタントは自分の頭の中が商品です。そしてその商品には値付けがとてもしづらい。モノがある商品は、原価が見えているので、その原価を下回る価格では売らないし、その原価を下回るような値段で買おうとする人もほとんどいない。だから、価格を守りやすい。

でも、ノウハウや知識が商品の場合、直接的な原価が見えづらいので、一見「タダ」で生み出したように見える。だから「安くてもいいよね」的な発想になり、価格を守りづらい。

失礼なダンピング業者と付き合わなくて済むように、商品が頭の中にある人は、常に自分が強く、成長していかなければいけないと思いました。
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