今日はフジテレビ「とくダネ!」に出演しました。
今日は相模原の障碍者施設で起きた戦後最悪の殺傷事件を扱うようです。19名の死亡が確認される本当に痛ましい事件です。
犯人がなんでこんなことをしたのか理解不能だし、犯人の同期を論理的に考えることは無意味なのかもしれない。みんな同じように赤ちゃんで生まれてきたはずなのに、どこから変わってしまったんだろう。
ぼくがこのニュースを見て思ったのは、防犯についてです。
もちろん、この施設は施錠されており、部外者が入れないようにはなっていました。ただ、現実にはこの犯人は建物の中に入れてしまいました(犯人は窓ガラスを割って侵入したと思われています)。
これではいけないと思うんです。
日本ではこのような建前上の防犯設備がほとんどではないでしょうか?
オートロックのマンションといっても、その気になれば入れます。そのマンションの住人にくっついていけば入れてしまいますし、塀の高さも「到底登れないほど」ではありません。つまり、絶対侵入してやるという意図を持った人を追い返す設備にはなっていないんです。
それは、これまでが「入ってこない前提」で考えられていたからではないでしょうか。そしてこれからは「入ってくる前提」で、組み立てなければいけないと思うのです。
通常の常識では理解できないような事件が起きようとしている時、「なんとしてでも入ってやる」と考えている犯人の侵入を防ぐような「ガード」が必要だと思うのです。
「鍵を閉めた」ではなく、「鉄壁のガードをしている」というレベルのものが求められるのかもしれません。特に、今回のように抵抗できない弱い立場の方だったり、子どもたちを守るためには。
犠牲者の方のご冥福をお祈りいたします。
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