「成功するためには、成功するまで続けることだ」
多くの成功者たちが語っている真実です。
たしかに、成功するまで続ければ、確実に成功するわけですが、
成功するまで続けられないのが、圧倒的大多数でもあるわけです。
それは、ゴールが遠すぎて、リアリティを持てないことが理由だと思うんだけど、
同時に、そこまで遠いゴールしか設定していないのもの原因だと思う。
数年後の目標・計画を立てなさいと言われるけど、
数年後の自分を明確にイメージできる人は本当に少ないのでは? と感じています。
2カ月先の自分の体型にすら真剣になれないのが大多数でしょう?
だから、ダイエット産業はいつまでもなくならないんです。
ましてや「10年後の自分」「10年後の日本社会」に向けて行動するなんて、
とてもハードルが高いことだと思うのです。
今回の参議院選挙(2016年7月)の投票率は、54.7%だったそうです。
約半分の人が選挙に行かなかったということですね。
この数値を見て「選挙に行かない人はクズ」「責任感がない」という批判がされています。
ぼくも、みんなに選挙に行ってもらいたいと思う反面、
「日本の未来のために投票しましょう!」と声高く叫んでも、
それは響かないだろうなとも思うのです。
数年後の自分の姿ですらイメージが持てず、それに向けて行動することも難しいのに
未来の日本のために、子どもたちのために、といっても明確にイメージは持てないでしょう。
みんな、目先の自分のことにしか興味を持てずにいます。
だから「選挙に行っても何も変わらない」と感じてしまうし、興味も持たないんだと思います。
投票率を上げるためにすべきことは、
選挙の重要性を道徳的に説くことではないと思うんです。
そうではなく、世の中の人たちの時間軸を変えることだと思います。
目先が変わらなければ意味がない、と考える時間軸では大きなことは何もできません。
むしろ明日は何も変わらないけど、将来大きな果実が実り、
それを目指して行動するような 「時間軸」 を持たなければいけないと思うのです。
ビジネスや自己実現でも同じです。
「今すぐ簡単に○○したい」 と考える気持ちもすごくよくわかりますが、
それと同時に 「将来への種を植え、それを育てよう」というマインドが必要です。
より長期的な時間軸こそが、これからのぼくらに必要なんだと思います。
この記事へのコメントはありません。