こんにちは、木暮太一です。
今日は「書籍タイトルの付け方」についてお伝えします。書籍タイトルの考え方ですが、あらゆるコンテンツのネーミングに活用できる方法です。
突然ですが、書籍タイトルをつけようと思った時、みなさんはまず何を考えますか? 一番多いのが「インパクトのあるタイトルをつけよう」です。多くの方が、「インパクトがあるタイトルをつければ本が目立つ、本が売れる」と思っています。
でもそれは誤解です。というより、「インパクト」の定義を誤解しているのかもしれません。
インパクトがあればいいのであれば、「あ!!!!」とかいうタイトルをつければいいです。でも、それで本が売れないことは容易に想像つくと思います。インパクトを目指しても売れるタイトルになりません。
●タイトルに必要な要素
では何が必要なのか? 売れる本のタイトルには、(1)本を読んで得られるベネフィットと(2)納得感の両方が盛り込まれています。「ベネフィットが盛り込まれている」とは、「その本を読んだらどうなるか、どういう世界が待っているかが示されている」ということです。これは納得いただけると思います。
ただ、それだけでは不十分です。同時に「(2)納得感」がなければいけない。タイトルでは、「この本を読めば、こうなりますよ」というベネフィットが打ち出されています。でも、それに納得感がなければ読者はスルーしてしまうんです。インパクトを目指しても本が売れないのは「納得感がないから」という理由が大きいです。
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』のように「あ、たしかにそうかも……」「言われてみたら、その通りだなぁ」というタイトルをつけなければいけません。「納得感」がなければいけないんです。
最初にお伝えしたようにこれは、書籍のタイトルだけでなく、セミナータイトル、サービス名にも当てはまります。では、ご自身を振り返ってみましょう。みなさんがつけたタイトルは「納得感」がありますか?
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