こんにちは、木暮太一です。
先日、ある方から出版企画の相談を受けました。
その方が考えている出版企画案の中で、
実際に売れそうなものをピックアップし、
その企画を磨きました。
もともと、専門分野をお持ちで、
プロとして活動されていらっしゃる方でしたので、
出版企画も作りやすいです。
しかし、最初に持ってきた企画書は
大変失礼ながら、まったくダメでした。
専門用語や専門理論が多すぎて、
そもそも何のことを書こうとしているのか、わからなかったのです。
これでは企画は通りません。
ぼくがコンサルをさせていただき、タイトルを変えました。
そして、この本のおもしろさを専門用語を使わずに表現しました。
その結果、その日からたった1週間で大手出版社で企画が採用されたのです。
専門家から見て「おもしろい!」という内容でも、
一般読者からみたら「??」のことがよくあります。
そして、編集者は「初心者」です。
編集者は本をつくるプロですが、みなさんの分野については「初心者」なんです。
だから、編集者に対して専門用語を使ってはいけません。
多くの人が出版に値するコンテンツを持っています。
しかしそれを「初心者」に理解してもらえなければ、本になりません。
自分のコンテンツのおもしろさをわかりやすく伝えることが、出版でも必要不可欠なんです。
相手がわかる言葉に置き換えて語るように心がけましょう。
出版に限らず、すべてのコミュニケーションで大切なことですね。
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