自分の言葉が、結局一番おもしろい

どんな本が売れているかを分析すれば、世の中の人が「お金を払ってまで解決したい」と思っているものが分かる

 

【この記事の目次】
・時代に即した商品を企画するために必要なこと
・本の実売データを分析すれば、世の中がわかる
・ズバリ! 求められているキーワードはこれ!

 

ぼくは、2009年に会社を辞め、作家として独立をしました。出版不況と言われて久しいですが、毎年毎年、ベストセラーを生み出し続けています。

これは「ぼくに著者としての才能があるから」ではありません。ぼくが毎年ベストセラーを生み出し続けられるのは、「法則」を知っているからなんです。売れるコンテンツには法則があり、その法則を知っているからこそ、毎年毎年、安定した結果を出すことができるわけですよ。

 

 

●時代に即した商品を企画するために必要なこと

時代や、世の中の雰囲気によって、売れる商品が変わります。これまで売れていた商品でも、突然売れなくなることありますし、かつてはうまくいっていたやり方が、徐々にうまくいかなくなることがあります。

物事がうまくいかなくなった場合、「よりがんばる」という企業は多いです。ただ、これまでと同じやり方を、より力を入れて行ったところで、うまくはいきません。間違った方向に猛スピードで走り続けても、間違ったところに早く着くだけです。

「よりがんばる」前に、時代に合わせることが必要不可欠です。

 

●本の実売データを分析すれば、世の中がわかる

では、どうすれば時代に合わせることができるのか?

ぼくが使っている超強力な武器が「本の実売データ」です。

 

本は、人々の欲求が現れています。売れている本は、その人々の欲求を反映しているから売れています。「こういう自分になりたい」「こういう将来を描きたい」という願望を持って本を買うわけですから、逆に世の中で読まれている本を分析すれば、世の中の人の気持ちが分かるのです。

つまり、「お金を払ってまで実現したい願望」が、そこに現れていて、リスト化されているわけです。

「検索数が多い」とか 「みんなが話題にしている」とかいうレベルではなく、「実際にお金が使われた欲求」が本の実売データに表れています。

これを分析しない手はないでしょう。

ぼくは経済ジャーナリストとしても活動していますが、世の中の流れと、売れる本のテーマは驚くほど重なっています。難しい経済指標を見て経済を分析するより、書籍の実売データを見た方がよっぽどわかりやすい。

 

ただし、書店のランキングやテレビ番組のベストセラーランキングを見てもわかりません。そこで紹介されているのは、ほんのごく一部の本でしかないですよね。その本が売れていることはわかりますが、世の中全体の傾向はわからないのですよ。

世の中全体の流れを見るためには、少なくともベストセラーランキング TOP100、実際には TOP300 を見なければいけません。ぼくは出版社を経営しているので、そのランキングを見ることができる( ̄∀ ̄) これがぼくのビジネスに すげぇすげぇすげぇ役立っているわけです。

 

●ズバリ! 求められているキーワードはこれ!

ぼくは日々、書籍実売データを見て、売れている本の傾向を分析しています。そして、世の中の流れをつかんでいます。でね、ここ数カ月、明確な流れが出てきたんですよ。ジャンルによらず、お金の話でも、健康の話でも、人間関係の話でもぜんぶ同じです。

ある明確な流れがあり、その流れに乗っているものは売れてるし、その流れに乗っていないものは売れていません。

その流れとは、「ローコスト・ローリターン」です。

本を買うということは、何かを得たいわけです。リターンがほしいわけですね。そして、そのリターンを得るために何かをしなければいけません。何かを学んだり、努力したり、継続したり。それが「コスト」です。

このコストは少ない方がいいです。誰でも楽して得たい、楽して変わりたいと思っています。だから、「ローコスト」を望むことは自然なことなんです。これは10年前も15年前も同じでした。

 

変わったのは、「リターン」の方です。

 

かつては、本を買う時に、大きなリターンを提示したほうが売れていました。「1億円稼げる」とか、「大病が治る」とか、「みんなから信頼されるリーダーになれる」とか。そういう大きなリターン、つまり「ハイリターン」を提示することで、コンテンツは売れていました。

でも最近は、その「ハイリターン」が変わっています。ここ最近で注目を集めているのは「ローリターン」なんです。「ちょっと変化しよう」「ちょっとした成果を得よう」という、ちょっとしたものを得ようというローリターンを示したコンテンツが売れています。

そして、「人生が変わります!」というようなハイリターンの本は売れなくなっています。

この話を、ある出版社の社長に話をしました。すると彼は、「あ~~~~、言われてみたらそうですね。。。みんな確実な成果がほしいんですよね」とおっしゃっていました。

まさにその通りです。

自分でも確実に手に入れられるような「ちょっとした成果」じゃないと、興味を持ってもらえないわけですね。これは本に限りません。ほぼすべてのビジネスに当てはまります。投資の話でも、健康の話でも、人間関係の話でも同じです。

「せっかくだったら大きく変わろうよ!」 という提案は、もはや暑苦しく思われてしまうだけです。消費者に提案するとしたら、「ちょっとした変化が確実に手に入ります」という伝え方じゃないと響かなくなっています。

では、みなさんのビジネスを「ローリターン」で表現すると、どんな提案になりますか?

 

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