自分の言葉が、結局一番おもしろい

話が今日からわかりやすくなる、超簡単なコツ

17372702

こんにちは、木暮太一です。今日もみなさんのコミュニケーション能力を上げる方法をお伝えしますね^^

わかりやすく伝えるためには、「相手に伝わる日本語」を使わなければいけません。「そんなの当たり前!」と思うかもしれませんね。でも、そんな「当たり前!」の事柄をないがしろにしてしまっている人が多いのもまた事実。

そもそも使っている日本語が「意味不明」では、どんなに「技術」を身につけたところで、伝わることはありません。「相手に伝わる日本語を使う」は、非常に基本的な内容に感じるかもしれません。でもこれをないがしろにしていては、絶対に「伝える力」は改善しないのです。

 

じつは私たちは気づかないうちに「意味不明」な日本語を使っています。そして、じつはその「意味不明な日本語」を使っていることが、わかりづらい原因なのです。ここでは、そのことに気づいていただくとともに、「相手に伝わる日本語」を使うコツをお教えしたいと思います。

 

ポイントは次の2つです。

■必ず、主語と述語を明確に伝える

■とにかく一文を短くする

この2つのポイントに気をつけるだけで、あなたは、ちゃんと意味の通じる日本語を使えるようになります。

 

■書くように話さなければいけない

早速、それぞれについてご説明していきたいところですが、その前に、よくある「誤解」を解いておきたいと思います。「話し言葉で書けばわかりやすくなる」「話し言葉で表現すればいい」と言われたことはありませんか? みなさんは、このように指南している本を読んだことはありませんか? でもこれは誤解なんです。とても大きな誤解です。

たしかに、文章よりも会話のほうが簡単な日本語を使います。そのため「話し言葉」を使ったほうがわかりやすい表現のように感じます。でもそれは、イメージだけです。話している時には、顔の表情や言葉の抑揚、身振り手振りで、情報を補足することができます。また、そもそもその場の雰囲気や前後関係が存在している中でやり取りをしています。

たとえば、レストランの店員の態度が悪い時、一緒に行った友人と顔を見合わせて「なんだかビミョウだよね」と言うことがあります。それだけで、「嫌だね。不満だよね」と感じているということが、相手に伝わります。しかしそれは、その時の状況を既にお互い共有しているから通じるのです。「話し言葉だから通じる」のではありません。

そもそも、「話している風」で表現すればわかりやすくなるのであれば、「わかりづらい会話」は存在しないことになります。そんなことありませんね。「話し言葉=わかりやすい」は誤解なのです。むしろじつは、「話し言葉」というのは、とても危ういものです。さきほどお伝えしたように、顔を合わせての会話であれば、その場の状況や顔の表情・身振りで情報を補足することができます。言葉や文章が不完全でも「なんとなく伝わる」のです。

そのため、話し言葉は往々にして「不完全」になりがちなのです。「何がどう不完全になるか?」は、この章で説明します。この後を読んでいただければ状況がよくご理解いただけると思います。

 

そこでぼくは、「書くように話す」をお薦めしています。

「伝わる日本語の使い方」を身につけるためには、口頭で話すときであっても、文章で書くようなつもりで、一語一語、一文一文をチェックしながら話すことを心がけるべき、ということです。話し言葉で伝えればわかりやすくなる、なんて大間違い。むしろ書き言葉で伝えることでわかりやすくなるのです。

  

■必ず、主語と述語を明確にする

 先日、テレビ局のプロデューサーさんが、こんなことをおっしゃっていました。

「アナウンサーの話し方がわかりやすいのは、絶対に主語と述語を明確にするからだ」

アナウンサーは「話すプロ」です。様々なトレーニングを積み、場数も踏んでいます。素人からすると、特殊技能があるために「わかりやすい伝え方」ができているように見えます。もちろん、多くスキルや経験が役に立っていると思います。しかし、このプロデューサーさんがおっしゃったのは、もっともっと基本的な「主語と述語を明確にしている」ということだったのです。

「伝わる日本語」にするためには、まず、「主語」と「述語」を明確にしなければなりません。言葉を話すうえで、最も初歩的な、しかし最も重大なミスは「主語」と「述語」が明確でないということです。しかもこのミスが一番多いミスです。

「主語」と「述語」については、誰もが小学生のころに習いました。「○○は××である」「○○が××した」といった文章の「○○」の部分が主語で、「××」の部分が述語ですね。この主語と述語が文章の最小単位であり、伝えたいことの骨格となるわけです。それだけに、この主語と述語が不明確だと、とたんにその文章は「意味不明」になります。

たとえば、次の文章を読んでください。

「アメリカに行ったとき、『ポテトチップスが好きだ』と言っていた」

この文章、主語がありませんね。誰が(主語)が「アメリカに行った」のか? 誰が「好き」なのか? 誰が「言っていた」のか? 何ひとつわかりません。そこで、たとえば次のように主語を入れれば、意味ははっきりします。

「私がアメリカに行ったとき、スーザンは『私はポテトチップスが好きだ』と言っていた」

あるいは、こんなケースもあります。

「田中君は真面目なんだけど、ちょっとあれだね」

この文は、主語ははっきりしていますが、述語が「あれ」では意味がわかりません。

「田中君は真面目なんだけど、ちょっと堅苦しいね」

こうして、述語を明確にしてはじめてはっきりと意味が伝わるのです。

 

「○○は××である」「○○が××した」などの「主語」と「述語」の関係こそが日本語の柱です。これらを省略したり不明瞭なまま話すと、意味はまったく通じなくなります。「そんなの当たり前」と感じるかもしれません。しかし、本当に多くの人が日々、同じようなミスを犯しています。

日本人には「言わなくても察するべき」という「あうんの呼吸」の文化があります。そのため、知らず知らずのうちに言葉を省略したりしてしまいがちなのです。特に、さきほどお伝えした「話し言葉」では、無意識に主語・述語を省略してしまうことが多いのです。

家族や友だちなどかなり親しい間柄であれば、「あうんの呼吸」で済むかもしれませんが、仕事などの場面では、そのために「伝わらない」という結果を招いてしまいます。ビジネスであっても簡単な会話であれば、省略しても通じることも多いでしょう。しかし、問題は「通じない」ことがあるということです。そのリスクを避けるためにも、常に、意識して「主語」と「述語」を省いていないかとチェックしながら話すことを心がけてください。

 

■常に、「5W1H」を思い浮かべる

 もちろん、「主語」「述語」だけではありません。そもそも、何かを伝えるときには「5W1H」を明確にしておくことが大切です。これも小学生のときに学んだことですね。

  1. When(いつ)
  2. Where(どこで、どこに)
  3. Who(誰が)
  4. What(何を)
  5. Why(なぜ)
  6. How(どうやって)

このうち、「Who」が「主語」に、「What」が「述語」に当たるわけですが、それ以外の「When」「Where」「Why」「How」も明確に意識したうえで伝えることを心がけてください。

たとえば、Aさんが、メールで別の部署のBさんに次のような依頼をしたとします。

 

Bさん
お世話になっております。
以前お願いしておりました○○に関する書類を、明日午前中までに届けていただけますよう
お願い申し上げます。

「主語(Who)」がBさんであることはわかります。そして、「○○に関する書類を届ける」と「述語」も明確です。ですが、私がBさんだったらモヤモヤしてしまいます。

なぜでしょうか? それは、5W1Hに漏れがあるからです。5W1Hのうち、Who、When、Whatは書いてあります。「Where」(どこに)は推測がつきます。おそらくAさん本人のところに届けてほしい、ということなのでしょう。ただ、もしかすると第三者なのかもしれません。やはり、明記しておいたほうが「わかりやすい」です。

さらに、この場合、「Why」も書いたほうが、わかりやすいです。なぜなら、急ぎのお願いだからです。急いで対応してもらうわけですから、たとえば「明日夕方の会議で使用するため」などの理由もつけたほうが、Bさんは納得し、すんなり承諾してくれるでしょう。

また「How」(どうやって)も重要です。メールに書類のデータを添付すればいいのか、プリントアウトして「紙」を持参したほうがいいのか、Bさんには判断がつきません。このように、5W1Hに抜けがあると、伝えたいことがしっかり伝わらないことがありますので、十分に注意する必要があります。

もちろん、相手によって、状況によって、必ずしも5W1Hのすべてを伝える必要はないことも多々あります。たとえば、帰社したときに、上司に「どこに行っていたんだっけ?」と聞かれたときには、「○○に行ってました」とだけ答えれば済みます。こんなときまで、いちいち「私は(Who)、商談をするために(Why)、先ほどまで(When)、電車にのって(How)、○○に行ってました(What,Where)」と答える必要はありません。

しかし、それでも常に5W1Hを思い浮かべる習慣をつけておくべきです。何かを伝える前に、「5W1Hのなかで抜けていることはないだろうか?」と立ち止まって考えるのです。そのうえで、相手や、状況に合わせて、「この場合には、WhyとWhenはいちいち伝えなくてもいいな」などと調整していけばいいのです。

 

常に、「5W1H」を明確に思い描きながら説明する――。とても大事なことですから、「意識しすぎる」くらいでちょうどいいと思います。

 

キャプチャ

3キャプチャ

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。
PAGE TOP